ビワ茶
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 中国が原産で九州や四国などの石灰岩地帯に生えるバラ科の常緑高木です。北限は福島県か岩手県までと言われています。長崎県の茂木ビワと千葉県の田中ビワが有名です。晩秋から初冬に花が咲き、初夏に実がなります。
成分  葉にはサポニン、アミグダリン(青酸配糖体)、タンニン、果肉にはカロチン、ウルソール酸、オレアソール酸、ブドウ糖、ショ糖、果糖、麦芽糖、でんぷん、デキストリン、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、ビタミンB1、Cなどを含んでいます。アミグダリンは体内で分解してベンツアルデヒドと青酸を発生しますが、ベンツアルデヒドは安息香酸に変わり痛みを和らげる作用をします。
作用  鎮咳、去痰、鎮吐、利尿、解熱、健胃、浄血、抗菌、抗癌作用があります。
効能  咳止め、痰きり、下痢止め、暑気あたり、食欲不振、滋養強壮、虚弱体質の改善、上部腹痛、口が苦い・吐き気・上腹部が張って苦しいなどの胃炎、胃腸病、癌、浮腫、高血圧、リウマチ、神経痛、あせも、湿疹、顔面紅潮、目の充血、口渇、口臭、歯ぐきの腫れ、歯痛などに良いようです。
取り方  9月ころ葉を採取し(なるべく古いほうが良い)、葉裏の毛(軟毛)をたわしなどでこすり落としてから天日で乾燥したものを枇杷葉(びわよう)と言います。軟毛は気管粘膜を刺激して咳を誘発するので必ず取り除きます。
飲み方  急須に乾燥葉をひとつまみ入れて熱湯を注いで飲みます。食欲不振や滋養強壮に良いようです。臭みがなく、ほどよい甘みがあります。
煮出す場合は必要なときに生葉2〜3枚を粗く刻むか、または乾燥葉スプーン約2杯を400mlほどの水で煮詰みます。それに砂糖を入れて飲むと咳止めや下痢止めに良いようです。みかんの皮や生姜を加えると飲みやすくなります。
その他  冷めた煮汁でうがいをすると、扁桃炎、咽頭炎、口内炎、歯ぐきの腫れにも良いです。
あせもには、葉3枚ほどちぎり、水500mlで煮出してから、冷めた液で患部を洗います。
 打撲や捻挫には、生葉30枚ほどを水洗いし、細かく刻んで水気を切って広口ビンに入れ、ホワイトリカーを葉が浸るまで注ぎ、2〜3週間おいてからこれをこし、脱脂綿に浸して患部にあてます。この上にタオルなどでおおって温めます。
 生葉10枚ほどを刻んで浴湯料として用いると、湿疹、かぶれ、あせも、じんましんに効果があります。
 日焼けには、冷やした煮汁にカットメンなどを浸したものを患部にあてておくと、ほてりや痛みが和らぎます。

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