ミカンの皮茶
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 中国原産でミカン科の常緑低木です。ミカンにもダイダイ、ハッサク、ポンカンなどありますが、普通は温州(うんしゅう)ミカンのことを指します。中国浙江省温州が温州ミカン栽培の本場です。温州ミカンには熟成する時期によって極早生(9〜10月熟成)、早生(10〜11月)、中生(11月下旬)、普通(12月)ミカンがあり、極早生になるほど酸っぱくなります。極早生が熟して普通ミカンになるわけではありません。普通ミカンが甘いのは糖分が多いからです。
成分  ベータカロチン、ベータクリプトキサンチン、ヘスペリジン、クエン酸、ペクチン(食物繊維)、ビタミンCと香り成分のd−リモネンが含まれています。ベータカロチンとベータクリプトキサンチンはともに抗癌作用があります。特にベータクリプトキサンチンは食べる実と皮の両方に同じ程度含まれており、発癌抑制効果はベータカロチンよりも強力です。ヘスペリジンはビタミン様物質で血管を丈夫にしたり、ビタミンCに働いて血圧を安定化したり、脂肪を分解する働きがあります。クエン酸は酸っぱさのもので、血液の流れをよくする働きがあります。その量は極早生でも普通ミカンでも変わりません。ペクチンは水溶性の食物繊維で便秘や下痢に効果があります。d−リモネンには覚醒作用があり、眠気を防ぎ頭をスッキリさせる効果があります。これらの成分を有効に摂取するにはミカンの中身だけでなく、袋やスジも食べる習慣をつけた方が良いです。皮の部分にも有効成分が含まれています。
作用  健胃、整腸、鎮咳、去痰、鎮痛、覚醒、毛細血管の強化、血圧上昇抑制、中性脂肪の分解、抗癌作用があります。
効能  痰・咳を伴う風邪、消化不良、食欲不振、腹部膨満感、胃弱、吐き気、しゃっくり、癌の予防、高血圧、高脂血症、脳卒中、便秘、下痢に良いようです。
取り方  ミカンを食べたあとの皮を陰干してカラカラに乾燥させます(陳皮ちんぴ)。
飲み方  細かく切って、熱湯を注いでしばらくたってから飲みます。ほかのお茶にブレンドしていただくと香り付けにもなります。
 煮出す場合は、1日5〜10gを細かく刻んで煮出し、砂糖やしょうがと混ぜて飲むと風邪、咳止め、健胃によいです。
その他  皮を袋に入れて入浴剤として使うと、ストレス解消、皮膚の荒れ、美容によく、体を温めてくれます。
豆知識 *美味しいミカンの選び方*
 1.へたの切り口が小さい
 2.横から見て平たい
 3.表面の肌が細かくすべすべしている
 4.赤い色をしている

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