シモン茶、白甘藷茶
line

 原料のシモン芋は南米ブラジルのカイアポ山脈に自生する白いサツマイモの白甘藷(しろかんしょ)の一種です。「シモン」という名称は、発見者であるブラジルの連邦国立農科大学のシモン教授の名にちなんで命名されたものです。先住民であるインディオの人たちは2000年以上の前から食しているそうです。お茶には葉と茎を乾燥させたものを用いていますが、芋の部分は「カイアポ」という製品名でも商品化されています。国内でも九州など温暖な地方の何カ所かで栽培されているようですが、サツマイモやジャガイモなどに比べて栽培が大変難しく、一度収穫するとその畑は数年間休ませなくてはならないというやっかいな作物です。
成分  若葉には食物繊維、カルシウム、カリウム、鉄やマグネシウムなどのミネラル、ビタミンA、B1,B2,B6,C、E、K、P、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、レシチン、ポルフィリンなどが豊富に含まれています。レシチンは卵黄、大豆などに含まれている成分で、脂質代謝には必須の成分であり、エネルギー代謝と深い関わりがあります。鉄や葉酸は貧血の、ビタミンKは出血性疾患や骨粗鬆症等の改善と予防に関わっています。ビタミンとミネラルが豊富ですので、仕事が忙しくて疲れ気味な人や不規則な食事で栄養が偏っていそうな人には適していると思われます。
作用  インスリン分泌促進作用があり血糖値をコントロールする働きがあります(成分は特定されていません)。他に抗アレルギー、整腸、血液浄化、脂肪排泄作用などがあります。
効能  糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病、花粉症、アトピー、潰瘍、出血、貧血、便秘などに良いようです。特定の病状に効果があるというよりは身体を本来の体調に戻す、いわゆる体質改善させる力があるという印象を受けます。
取り方  芋の葉や茎(つる)を陰干し細かく千切ります。
 ティーバッグが市販されています。シモン100%のものと他のお茶を混ぜたものがあります。また、ブラジル産と国内産など産地が異なります。
飲み方  乾燥葉約5gまたはティーバッグ1袋を急須に入れ熱湯を注いで2〜4分したら茶碗に注ぎます。2煎目以降は浸す時間を少し長めにします。
 ティーポットなどで沸騰させると効果がなくなりますので、お湯1.5リットルに1袋を入れて小〜中火で2〜3分程度とし、決して煮込むようなことはしないでください。
注意  糖尿病、ワーファリン、透析、アトピー性皮膚炎などで医師から治療を受けている方は医師と相談してください。

home
    小林芳香園
文献
 1
 2
 3
 4
 5
 6
 7